地震と原発

堺です

 

3月14日午前2時7分に瀬戸内海の伊予灘を震源とするM6.2の地震がありました。

当時、僕は鳥取の下宿にいて、震度3の揺れを体感しました。

震源周辺では震度5を観測し、

ONYXIS部員松元曰く「山口は相当強かった」だそうです。

 

津波の心配は無いとのことですが、南海トラフ地震の前兆ではないかと騒がれています。

そして、もう一つ大きな心配事があります。

伊予灘周辺には2つの原子力発電所があります。

愛媛の伊方原発と山口の上関原発です。運良く今回の地震では事故等につながりませんでしたが、再び福島のような災禍に見舞われる可能性は決してゼロではありませんでした。

今、賛否両論はありますが、日本政府は原発再稼働を進めようとし

ましてや海外に原発を輸出しようと言っています。

福島の問題も解決されぬ今、そこまで無責任な態度をとっていていいのでしょうか。

一度自己をおこしてしまっては、その場所は出入り禁止の土地となり、放射線は広範囲に拡散され人体に影響を及ぼします。

安全神話なんてものはありません。原発に安全も安心も無いのです。

 

もはや、この問題は日本国内だけの問題ではありません。

日本が先進国として世界のトップに立っていたいのであれば、それなりの誠意をもった態度を示さなくてはいけません。

国民の生命をないがしろにする国に未来はありません。

 

堺泰樹

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コメント: 4
  • #1

    matsumoto (月曜日, 17 3月 2014 04:56)

    原発に関してはいろいろな意見があると思います。
    もちろんゼロにするのが望ましいとは思います。しかし、文中にもあるように日本が先進国であり続けるために必要なのは、日本はここまで押し上げた工業の力に頼らざるをえない矛盾も持ち合わせているのではないかと考えました。

  • #2

    Alcock (月曜日, 17 3月 2014 15:33)

    一つ言わせて頂きたいのが、福島第一原発は、米企業GE(ゼネラル・エレクトリック)の技術によるもので、とくに最初に爆発した1号機はGEがターンキー方式で設計、建設、試運転まで一括受注したものです。

    同じ規模の津波被害を受けた福島第二原発は日本製ですが、爆発事故は起こっていません。

     ちなみに、2007年7月16日、新潟中越地震に襲われた東電柏崎原発は設計地震外力の2~3倍の地震を被災したのに致命的被害を受けていません。こちらは、福島第二よりさらに改良されています。

    問題は老朽化した原発を放置した東京電力に問題があるのです。

    失礼ですが第四世代以降の原発について知見が
    少ないのでは?

  • #3

    Alcock (月曜日, 17 3月 2014 15:53)

    それと放射線知識も少し古い様に感じます、恐らく1946年ハ-マン・レイ・マラー博士の「放射能を浴びると累積でどんどん危なくなる
    「突然変異が起こりやすくなる」という事ショウジョウバエで実験の件を参考にしてらっしゃる様に思えます。

    ショウジョウバエのオスというのはですね、
    この「DNAの修復が行われない」という極めて変わった生物というのをご存知ですか?
    で、この実験は今は否定されています。

    1982年に今度はミズーリ大学のトーマス・ラッキー博士が「放射能が累積で危ないというのは嘘だ」
    という発表されたのはご存知ですか?

     それから世界の放射線医学者は
    「ある程度の線量率の放射線まで危なくない」と言っています。

    最近DNAの修復について、細胞学により分かって来まして、
    DNAの修復がどの位の放射能の強度まで、人体で普通に行われるかというと
    「毎時6000ミリシーベルト」です。

    毎時6000ミリシーベルト分かります?
    いま日本で危ないと言ってるのは6桁くらい違うんです。

    「1時間当たり6000ミリシーベルト浴びても、DNAの修復は普通に行われる」と、今放射線医学会では言われて
    アメリカもヨーロッパも従来のICRP「国際 放射線防護委員会」もこれを修正しています。

    日本と二桁以上違う上に、さらに緩和の方向に向かっています。

    放射線が危ないのは一度にに大量に浴びた場合です。

    累積では何も問題ありません。
    2001年今から
    10年前にですね、EUの研究者たちが集まって動物実験を行った時に低線量率の放射線は
    むしろ健康にいい、浴びた方がいいとの検査報告まで出ていますよ?

    放射線生物学を学んでいる者を代表して言わせてもいただきますが、福島を「死の国」にしているのは、放射能ではありません。

    こういった間違った知識を堂々と発信するあなたのような人間です。それを理解して頂きたい。

  • #4

    堺泰樹 (月曜日, 17 3月 2014 20:43)

    Alcockさん的確なコメントをありがとうございます。
    確かに、僕はあなたほど知識を有しているわけではありませんので、
    僕の意見が間違っていると批判を受けることは大歓迎です。様々な知識や見解を学んでいきたいと思います。

    第一に原子力発電の技術について
    あなたのおっしゃることは耳にしたことはあります。日本製か米製かで事故が起きたか否かが別れたというのは1つの事実でしょう。しかし日本製だから事故は防げる。と言い切れるのでしょうか。(事実今回は防げた?かもしれないが)老朽化していなければ大丈夫と言い切れるでしょうか。
    事実として日本中の原発はしょっちゅう不具合を起こしていますよね。それってだいじょうぶなんでしょうかね、、、それを大事故の前兆と見るのかコントロール出来る範囲ととるのかは別でしょうが。
    僕が最も気にしているのは万が一起こった事故や不具合の時のことですね。
    と言うとよく、他の発電方法でも事故は起こるし飛行機だって安全と言われつつも事故は起こるから原発も事故をおこしても仕方ない。いやいやそういう問題ではないでしょう。
    万一事故が起きた場合というと第二の論点に移ります。

    第二に放射線による人体への影響について
    人体の回復機能についても少し聞いたことがあります。
    実際に論文としては認められていますね。そして僕の知識不足も否めません。そこについては否定はしません。専門家ではありませんので。
    僕からすると毎時6000Svがどれほどのものかはわかりません。しかし、原発事故が万が一起こった場合一度に大量に放射線が放出されるわけです。しかも広い範囲に。(日本製ならそれが食い止められとかなんとか?)実際にその周辺に住んでいる人、原発で働く人たちは一度に大量に放射線を浴びることになるのではないでしょうか。
    また、被曝量うんぬんの話になりますが
    実際に福島での小児甲状腺がんの患者数は急増しています。医学的な因果関係は定かではありませんが、実際のところ全く影響が無いとも言い切れないと思います。
    内部被曝に関しても体内に蓄積して半減期が数十年もある物質もありますね。その間全く大丈夫と考えるのは医学や科学を過信しているようにしか思えません。
    事実として安全というならばなぜ、作業員の方たち(原発、避難区域など)は防護服とマスクを着用しているのでしょう。放射線はある程度までは安全だとする考えを国や地方行政、業者が知らないはずはありませんよね。安全なら安全とそういうところから主張することもできるはずです。なぜしないのか、やはり一抹の不安が彼らの中にもあるからではないでしょうか。

    放射線や原発を一方的に悪者にしていると言われる事自体は別にいいのですが。「それらは大して危険じゃないですよ」という言葉を盲信して危険と隣り合わせの生活ができるほど他人を信用出来ない人間なので、そこは勘弁して下さい。
    福島を「死の国」にしているのはAlcockさんのように知識のない僕のような存在かもしれません。しかし、一人間として安心して生活できる環境を望みます。それだけです。事故後に放射線が放出され続けていいるなら、一定区間の空気は相当汚染されているということですよね、体内に入ったら怖いですよね。(それも大丈夫と言われれば)それまでですが。

    論点がずれるかもしれませんが、言わせてください。
    事故が起こったのは東電のずさんな管理だった、事故後の日本政府の対応が悪かった、
    と言った原発推進論側の意見はたくさんあります。確かにそれは事実でしょう。
    しかし、かつて東電や日本政府がいう安心安全に声高に反論する人は少なかった。しかしそれは全く嘘でこれから信用しろと言われても、「はてさて」となりますよね。「また同じことやるんじゃないの?」みたいな、、、
    僕自身はものを扱う時点で全くの安全は無いと思っています。安全と言われては「はい、そうですか」とうのみにすることほど恐怖は無いと思います。
    まあ反原発が基本理念なんでこういう考えになるのかもしれませんが。

    僕が無知な人たちの不安を逆に煽っているとお思いになるでしょう。僕は別に煽ろうとは思っていなくて、単に自分の意見を主張したいのです。僕自身自分の意見がすべて正しいとは思ってませんし、誰の意見が正しいかなんて誰にもわかりません。放射線の許容範囲の考え方ひとつとってもさまざまな変遷があったことと思います。ただ、自分が今信じること、それを大切にしたいと思っています。無責任だと言いたいかもしれませんが、それができるのが今の日本であり、日本の学生です。
    では、このへんで失礼します。
    堺泰樹

    p.s. Alcockさんは学者さんですか。もし暇があればこのブログも定期的に見ていただけると嬉しいです。

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